みざわ建設施工事例 清田の家 『高台に建つ平屋の二世帯住宅』

ルームツアー

コンセプト

概要

市街地より少し入った田園風景豊かな南面に開けた高台にある敷地での計画。
南北が狭く両面とも法面が接近したおり、がけ地にも配慮した計画が必要となった

第一の要望事項である２世帯住宅と東西に長い敷地条件をマッチングさせ平屋での計画をした。もともと大きな母屋が建っており既存母屋を解体しての改築計画であったので既存母屋との意識共有にも配慮した。

建物中央部に設けた玄関のみが共有として平面上で左右を分離させ親世帯と子世帯を独立させた。独立はしつつも意図的に設けた勾配天井に取合う壁を抜くことで仕切られつつもそれぞれの存在を感じることが出来る二世帯住宅となった共用玄関には中庭を設けシンボルツリーも植える場所も設けるピクチャーウィンドウで眺めることが出来る場所も整えた。

内装はいつものように新建材を使用せず、シンプルで素材感のある材料を選定し親しみのある落ち着いた空間となっているが、平屋形状に合わせた化粧垂木表し勾配天井がとても印象的な内部空間となっている
今回は水廻りは各世帯単独で設けており密度の高い住宅となった。

外観

白色の左官壁仕上げの外と緑の屋根ガルバニウム鋼板により周辺背景に配慮した外観色彩計画とした
中庭の左官壁はアクセントとして深い緋色として白色とのギャップを楽しむ色彩とした

外観夜景

優しい灯りが里山に灯ります

内観

玄関

長いアプローチの中央に玄関
中庭に併設したピクチャーウィンドウからはシンボルツリー(今秋植樹予定)を眺める

玄関土間

モルタルとしアクセントで真鍮目地
FIX窓の先は反対側の里山を眺める

親世帯

子世帯へ抜けた間仕切りで互いの存在を感じつつ区切られた空間とした。子世帯へ視線が抜ける箇所が軽快な爽快な　ポイントを作ることが出来た　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ダイニングに面して畳敷きの和室を設けて寛げる空間、また親族の集まりに対応する間取りとした
天井は化粧垂木構造表しの勾配天井

子世帯

造り付けの家具によるキッチン・キッチン収納
飾り棚を設けて食器など小物をインテリアとして楽しむ計画とした　　　　　　　　　　造り付け家具でのキッチンで空間の質感の調和を図った。